あなたの「レッドカーペット」は?

そろそろシネマートでの上映も終わってしまいそうだったので、
慌てて観に行ってきました。
ユン・ゲサン主演の「レッドカーペット」。
あ、もちろんチャンソンも出ていますけどね。
ほろっと泣かされてとてもいい映画でした。



◆韓国でもピンク映画ってあるんだね
e0126009_23322086.jpg

ユン・ゲサン演じる主人公ジョンウはポルノ映画の監督。
いつか自分の映画がとりたくて脚本を書いているけど、
なかなか会社にやりたい作品は撮らせてもらえなくて、
時期が来るまでと思いながら、生活のためにポルノ映画を撮っている。
そこに、後に女優となって成功するウンスと出会い、物語が動いていきます。

ポルノ映画の監督の仕事ぶりはとてもコミカルに描かれていて、
映画序盤から爆笑しまくり。
仕事のことをバレないようにごまかすシーンとか、
芸大卒のチャンソンが面接にくるシーンとか、
とにかく笑えるし、チャンソンもおもしろいです。

最近は韓国でもそういうの、作ってるんですかね^^
以前は日本のそういう系のクオリティが高くて、
韓国男子への日本からのお土産といえばそっち系のビデオって聞いたことがあります。


◆身近にある職業や働き方による差別
e0126009_23312308.jpg
主人公や同僚がピンク映画への関わりを隠すように描かれる部分はあるけれど、
やっていることはその道のプロ。
映画の中ではある出来事でピンチに陥った主人公が、
周りの人たち含め自分がやってきたことを「恥ずかしいと思ったことはない」と言いきる場面があります。

世の中にはある種の職業差別がありますよね。
ホワイトカラー、ブルーカラーっていう色分けや、正社員とそれ以外とか。

仕事の内容や立場の違いだけで、
馬鹿にしたり、無意識に下にみたり。
残念ながら現実社会ではよくあることだけど、
どの職業の、どの立場の人も、目の前の仕事に対しては誠実で一生懸命。
その道以外の人からみれば、誰しもがプロであり、こだわりや誇りを持って働いているんですよね。



◆もう一度、夢と向きあう
e0126009_23290058.jpg

理想と現実はなかなか一致しない。お金より夢が大事だなんて言えない。
撮りたい映画があっても、生活のためにポルノ映画を撮るように。

だけど、自分の原点みたいなところ、
本当はこういうのやりたかった、という青くて熱いもの。
そこにもう一度向かっていこうとする主人公ジョンウの感情や
同僚の気持ち、両親の思いがすごく丁寧に描写されていて、
こぼれ落ちる涙もかまわずに見入ってしまいました。

朝ドラの「あまちゃん」でどんな脇役でもキャラが濃く、愛しく感じたように
この映画でも登場人物がとても温かく描かれていました。
キャラクターが立っているっていうのかしら。



◆私の「レッドカーペット」って?!
e0126009_23274864.jpg
”レッドカーペット”といえば、華やかな衣装でスターが歩く道。
折しも釜山国際映画祭の最中ですが、
この映画の“レッドカーペット”は、とてもこじんまりと温かいものでした。

注目を浴びて歩く道、
ではなくても
自分が選択した結果歩く道なら、それは立派なレッドカーペット。
なんじゃないかなって思った帰り道でした。


+++

いい映画を観たから、つい語りたくなってしまいました。

で、これチャンソンの映画じゃないから。
日本のプロモーション、ちょっと間違っているよね…。
ま、お客さんが入ってなんぼですから、それも理想と現実なのかな。



by kotono-har | 2015-10-03 23:38 | ◇映画、本、芝居など | Comments(0)

転がり続け幾つになっても成長していきたい。と思っている私のぐうたら日記。最近は2PMネタ多し。ウヨン溺愛中。ミチル子とか呼ばれています。


by kotono-har
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31