渡嘉敷島を出てフェリーで再び那覇へ。
この日は終戦記念日だったので、沖縄南部のひめゆりの塔へ行ってみました。
入り口でお花を買って敷地内へ。
慰霊碑にはたくさんのお花。
献花台の向うに、かつて陸軍病院として使われていた横穴があります。
資料館があったので入場料を払って入ってみました。 展示資料を読み進めていくうちに、
暗い気持ちになっていきます。
1945年4月に米軍が沖縄に上陸。
沖縄の女子師範学校と第一高等女学校の生徒たちは
南部の陸軍病院での実施訓練に参加させられます。
戦況はどんどん悪化し、南部は戦争の最前線になっていきます。
生徒たちにも犠牲が出る中、
6月18日、なんと解散命令が出ます。
戦争の最前線に連れてこられて
「あとは各自の判断で行動せよ」って放りだされるなんて…。
女学生たちの引率の先生が言ったそうです。
「1人の負傷者のために皆が死んではならない。
途中で誰かが負傷しても残して行くように。
1人でも生き残って後世に伝えるんだ」
6月23日、沖縄の日本軍の指揮官が自決、
25日には沖縄は実質アメリカに支配されます。
投降するよう呼びかける米軍に応じて洞窟を出た日本兵を、
背後から撃ったのは、同じ日本人だったそうです。
資料館を出るとき、
再び目にした陽の光はとても眩しかったけれど、心は深く沈みました。
前にもひめゆりの塔に来たことはあったのですが、
そのときはこの資料館に入らなかったのか、
あまりに無知だった自分が恥ずかしい。
平和記念公園にも行ってみました。
戦争の犠牲になるのは、いつだって罪なき一般人なんですよね…。
重たい気持ちになりながら、
再び那覇市内に戻り、車を置いて、2009年にも訪れた「夢屋」へ。
なんてことはないスナックっていうか料理屋なんですが、
沖縄訪問の度に通うこと4回目。
今回はなんと女将さんが変わっていたw
でも同じ宮古島出身の方がやっていました。
ビールと泡盛と食事で2,000円のセット料金っていう、
安すぎるんですけどw
いろいろな話を聞けて楽しかったです。
また次に訪れるときはこのお店がどうなっているのか楽しみです。
どうか安くしすぎてつぶれないで欲しいです。
ほろ酔い気分で2件目は、国際通りにあったお店。
旦那は案の定、記憶がないそうです…。
平和な世の中だけは、
夢や幻でなく、ずっと現実のものであってほしいです。