ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜

明かりの灯った宿の入り口も雰囲気があります。
ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22010554.jpg
部屋で一息いれたら、
「ご飯ですよ〜」と呼ばれたので出てみると、
床と言われる中庭に面したところに
夕食の参鶏湯を用意してくれました。
ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22014186.jpg
素敵〜!と思わず声がもれます。
器も盛りつけもどれもこれもセンスがいいです。
参鶏湯とジャガイモのジョン、チャプチェ、パンチャンの盛り合わせと雑穀ご飯。
ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22021716.jpg
お庭を見ながらいただきます〜。

ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22025352.jpg
どれもとてもおいしくて、丁寧に作られたご飯でした。
外に出て何を食べようかあれこれ考えるのも楽しいけれど、
一人旅だからこそ、こうして宿でゆっくり食べるのもいいですね。

聞こえるのは雀の声と小降りになった雨の音、
あとは厨房で聞こえる音くらいでした。

目の前の釜に火を入れ始めたので、
「ご飯を炊くんですか?」と聞いてみたら、
「これはチムジルバンを温めるんですよ」と教えてくれました。
電気やガスではなくて火で温めるのですね!
さすが昔ながらの宿です。味わいがあります。

ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22070685.jpg
こうして一人で優雅に食事をしていたら、
韓国の女性2人組のお客さんがやってきました。
ひとりで食事をしていたのでちょっと恥ずかしかったけど、
少しだけ宿が賑やかに華やかになりました。

地方のなまりっぽかったから、
上京した姉妹なのかな、友達同士なのかな。とあれこれ想像。
たぶん向うにも怪しい日本人の女一人旅とか可哀想…って思われてるねw
次はここに旦那を連れて来てあげたいなとか、
母を連れて来たら気に入るかしらとか、いろいろ思います。

暗くなってきて、お腹もいっぱいになって、
デザートは部屋に用意してもらいました。
クルミの入った干し柿とスジョンガ。
ほっとする自然の甘さ。

ふとチャングムを思い出しました。
旅人が一気に喉を潤さないように茶碗に浮かべた柳の葉と、
「どうして干し柿かって言われても、干し柿が入っているから干し柿って答えたのであって…」と、天才的な舌を持つチャングムのエピソード。
チャングムが松の木の下に、甘酢でも埋めていそうな雰囲気の宿だけに。

ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22214761.jpg

チムジルバンは専用の作務衣に着替えて入ります。
梅や松の素敵な模様があしらわれた土壁。
韓方が置いてあって、生薬のいい香り。
ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22134221.jpg
ソウル今度はホントにひとり旅⑦〜古の宿で過ごす〜_e0126009_22141478.jpg
これがすごく気持ちがいい。
誰もいなかったのでごろんと横になりました。
じんわりじんわり、ゆっくりと自然の力で体を温めてくれます。
気づくとウトウト…。
部屋に戻ってシャワーを浴びて、檜風呂にお湯をはって足湯して。
そして布団に突っ伏して、いつの間にか爆睡してました。
多分10時くらいには就寝〜。
健康的な旅です。

つづく

名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by kotono-har | 2015-08-06 22:37 | ++ 韓国旅行 | Comments(0)

転がり続け幾つになっても成長していきたい。と思っている私のぐうたら日記。ミチル子とか呼ばれています。


by kotono-har