東北旅行~④~
2012年 04月 29日
大きな船が打ち上げられたまま。
陸前高田は、私の想像以上、想像をはるかに超えて、
陸地のかなり奥の方まで、信じられないほど、悲しいくらい何もなかった。
菜の花の向こうに1本小さく写っているのが、奇跡の一本松。
陸前高田で道路わきに花を植えているボランティアさんがたくさんいました。
花なんて必要とされていることなのかな?と、
これまでは少し疑問に思っていたのですが、
こうして来てみると、花を植えずにはいられない気持ちになります。
傷ついた大地の色ばかりだと、心が苦しくなってきます。
私たちがちょっと車で周っただけでもそうでした。
だから花や緑で、ほんの少しでも、ほっとしたり癒されたりしてくれたら。
そう思う気持ちがよくわかりました。
花を植える、
復興のための商店街や屋台村を作る、
瓦礫を撤去する、受け入れる、
養殖や農業を支援する、
仮設住宅の人たちのコミュニケーションを図る、
東北のものを買ったり旅行をしたり、ビジネスをしたり、
直接間接的に金銭的な支援をする・・・
本当にいろんな形の支援があるし、
いろんな支援が求められているんだな。
でも一方的に与えるだけの支援じゃ駄目なんだ、
ってプロフェッショナルに出ていたNGOの誰だったかも言っていたっけ・・・。
いろいろ考えながら、海沿いの地域を離れ、岩手県の内陸へ。
海沿いから内陸に入っていくと風景も変化します。
山の木々の緑、花の色、畑に植えられた農作物。
普通の田舎の風景。
この田園風景に、ほんとうに、心がほっとしました。
気づかないうちに私も緊張していたのかもしれません。
そうこうして山道を走り、猊鼻渓へ。
船下りができる渓谷。時間がなかったのでしませんでしたが、こんなゆるキャラが!
猊鼻渓のゲイビィだそうです~。
誰も近づかないゲイビィの背中には哀愁・・・
イスに座る・・・ことができないので、
土産物屋の人たちの手を借りてイスによりかかっているゲィビィ・・・
この日は平日だったからね。きっとGWには子供たちの人気ものでしょうw
この日の宿は一関近くにある厳美渓から少し山奥に行った温泉でした。
宿は1軒だけ。
食後いい感じに酔っ払った旦那が
「風呂に行ってくる~!」と行ったまま2時間近く行方不明になり、
オートロックの部屋に一人残された私は
風呂で眠って溺れているんじゃないかとか
TOKIOの松岡くんのようにサウナで脱水症状なんじゃないかとか、
心配しながらヤキモキしていましたヽ(д`ヽ)。。オロオロ。。(ノ´д)ノ
フロントに電話したり、風呂に探しにいこうかとも思いましたが
なんかそれもシャクだし・・・と思っていたら、
12時近くなってあっけらかんと戻ってきて
「マッサージチェアの上で寝ちゃった(∀`*ゞ)テヘッ」
だってさ・・・( ´Д`)=3 ハァーッ
疲れるんだよね、旦那の世話は・・・。
つづく。